旅客機:B737

2012年11月11日 (日)

10〜11月のボーイング737の動き

Boeing_737_121110まずJALグループ。今月は新鶴丸はなかった。
JAL本体には動きなし。依然として新鶴丸なし。

JEXは、V31→V30改修が3機。JA337Jが10/14、JA338Jが10/16、JA339Jが10/20。これでV31は消滅し、すべてクラスJ仕様になった。

JTAの400型では、長らく保管されていたJA8932が10/11に抹消され、オリエント・タイ航空に移籍した。
またJTAの中古導入機の退役後の現状がいくつか判明した。
JA8953は、Sky King(米)などにリースされていたが、8月にスペインのAlbaStarにデリバリーされた。貨物型に改修されたとの情報もあるが、AlbaStar塗装の写真を見ると窓は塞がれておらず、また同社のサイトでも「3機の170席仕様の737-400」とあり、旅客型のままのようである。
JA8931は、上記のJA8932とともにAircastleでNレジが予約されていたが、JA8932と同じ6/13にキャンセルされており、近く去就が明らかになるかもしれない。同機は依然国内にある模様。
JA8934は、中国・済南空港で保管されていたが、貨物型に改修され、9月に中国のSF Airlinesにデリバリーされた。こちらは宅配会社のグループ企業であり、本当に貨物型のようである。JA8934と同じく済南空港で保管されるJA8930も貨物型に改修されるのだろうか?
いずれにしても、400型は処分が難しいようである。
なお先月もふれたが、生え抜き組のJA8523、JA8524は春頃より運用がないようであるが、フライトのデータが得られないので、運用中のままにしてある。両機とも来年退役の模様である。
広報されている12機体制とするには、さらに2機を退役させる必要があるが、機齢で言えばJEX移籍組のJA8991とJA8992、V13淘汰なら生え抜き組のJA8525とJA8526ということになるが、どっちだろうか?
また、リストの保有関係欄は親会社保有は「保有」としているので変化はないが、JEX移籍組のJA8998が、10/4にJALからJTAに移転登録されている。

次いでANA。
800型のJA69ANが、10/19に初飛行、10/31に登録、11/1にデリバリー、11/2に千歳着、11/6に就航(11/6)。今回もオールエコノミー仕様の模様。
700型のJA01ANゴールドジェットが、10月中旬にADOに移籍。
AIR NIPPON消去は2機。いずれも800型で、JA52ANが10/16、JA60ANが10/26。

ADOでは700型が就航。ANAより、JA01ANが移籍し、10/28に就航した。プレミアムクラスの座席を存置している767とは異なり、座席がすべて交換されオールエコノミー144席仕様となっている。
700型は年度内にもう1機移籍する模様で、JA11ANが予定されているようだ。

最後にSNJ。
800型のJA804Xに、10月中旬から綾町ステッカーが貼られた。

ということで、「にほんのボーイング737」を更新。

2012年10月22日 (月)

旧JALグループの旅客機

ANAに引き続きJAL。
まずは、JAS, JACを除いた旧JALグループ。具体的には、JAL, JEX, JTA, J-AIR, RACの5社。

グラフは、
  コミューター機(80席未満)
  国内線向けの双発ナローボディ機
  国内線向けのワイドボディ機(多発ナローボディ機を含む)
  国際線向けの機材
という、大きく4区分で描いた。多発のナローボディ機(DC-8や727)はジェット黎明期の機材であり、ワイドボディ機で置き換えられたと考え、ワイドボディ機のカテゴリーに含めた。

なお旧JALグループの場合、767-200が国際線・国内線共通機材であったが、国内線向けとして集計している。

旧JALグループの現有機材は、2012年4月時点で、コミューター機24機, 1,400席、国内線向けナローボディ機48機, 7,600席、国内線向けワイドボディ機35機, 11,700席、国際線向け機材64機, 約14,800席、合計171機, 35,600席という陣容である。

Jal

コミューター機は、J-AIRとRACの2社が運行している。
J-AIRは、1991年に前身である西瀬戸エアリンクのEMB-110, 2機をジャルフライトアカデミーが引き継いで発足したが、早々にBAe Jetstream, 5機に置き換えられた。2000年からこれをCRJ-200, 9機で置き換え、2008年からERJ-170, 10機を増備している。

RACは、1987年に独立会社として運行開始後、1991年にJTAの傘下に入った。当初はBN-2, 2機であったが、1992年にSWAL(後のJTA)のDHC-6を路線ごと移管を受けた。1997年から、DHC-6をDHC-8-100, 4機で置き換えるとともに、DHC-8-300も1機導入した。BN-2は、2009年に退役した。

2012年4月現在、ERJ-170が10機、CRJ-200が9機、DHC-8-300が1機、DHC-8-100が4機、合計24機の陣容である。
今後は、ERJ-170の増備が予定されている。

Jalcommuter

ナローボディ機は、45/47体制の下、1995年まではJTAのみの運行であった。
JTAは、1970年時点ではYS-11のみであったが、1978年から737-200の導入を始め、1994年からは737-400を導入し、先の2機種を置き換えた。

JALは1995年から737-400の導入を始め、1998年より運行の主力をJEXに移管した。2006年より737-800の導入を始めた。737-400はJTAに移管し、JTAの中古導入機を淘汰した。2008年から737-800の怒濤の導入が続いているが、これにはJASのMD-81/87/90の置き換え分も含まれていると考えられる。

2012年4月現在、737-800が32機、737-400が16機、合計48機の陣容である。
今後は、737-800の導入が続くが、2013年で一段落しそうである。737-400は、一部の退役が予定されているほか、置き換えは繰り延べとなっている模様である。

Jalnarrow

ワイドボディー機は、かつては45/47体制の下、JALの国内線の主力であった。
1970年時点では、CV-880や727-100が中心であったが、DC-8-61での置き換えが急速に進み、1976年4月時点では、DC-8-61を主力に、747SRも加え30機の陣容であった。727-100は、国内線・近距離国際線兼用として2機が残され、1987年まで使われた。
1983年4月時点では、DC-10の導入を終え、DC-8を半減し、33機の陣容となった。
1988年4月時点では、DC-8の退役を終え、747のClassic型、DC-10に、767-200/300も加え、32機の陣容となり、機材の大型化が進んだ。なお、767-200は、727-100に代わる、国内線・近距離国際線用の機材であった。

その後、747のClassic型を747-400Dで置き換えつつ、767-300の増備も行われ、1994年4月時点では38機の陣容となり、機数の増加に軸足が移る。
この傾向はその後も続き、DC-10を置き換えつつ、767-300、777-200/300の増備・導入が続き、2004〜5年には、51機の最盛期を迎える。この時点でも、747のClassic型が7機も残っていた。

その後、747のClassic型の本格的な退役が始まるが、会社更生法申請前年の2009年4月時点では、まだ合計47機を擁していた。
会社更生法申請後の動きは劇的で、747及び767-200を全廃し、767-300、777-200/300の3機種による35機に整理された。この間、767-300の初期導入機が、767-300/ERの国内線仕様により置き換えが始まった。

Jalwide

最後に国際線向けの機材。国内線向けのワイドボディ機と似た経過をたどっている。
1976年4月時点では、DC-8と747がほぼ同数で、37機の陣容であった。
1982年4月時点では、DC-10の導入を終え、DC-830/50を淘汰し、747も増備して、45機の陣容となった。
1989年4月時点では、DC-8の退役を終え、747をさらに増備し、DC-10の国内線からの転用も加え、55機の陣容となった。機材の大型化とともに、機数の増加も果たしている。

1990年から747-400の導入が始まるが、747のClassic型の退役は一部にとどまり、DC-10を残したままMD-11の導入も進め、1997年4月時点には84機を擁する最盛期を迎えた。767-300シリーズは、近距離専用の300型が2機導入されたのみで、300/ER型はまだ導入されていない。

その後、747 Classic型、DC-10、MD-11の退役が始まり、代わって747-400の増備、767-300/ER、777-200/ER、777-300/ERの導入が進められ、2006年4月時点では、DC-10、MD-11の退役が終わり、新世代機を中心に79機の陣容となる。しかし、747 Classic型が14機、747-400が34機と、まだ747がフリートの中核であった。
会社更生法申請までの間に、767-300/ER、777-300/ERによる747-Classic型の置き換えが進んだが、申請前年の2009年4月時点で、5機の747 Classic型、29機の747-400を擁していた。
そして会社更生法申請後は、これらの747型が一挙に淘汰される一方、若干の767-300/ER、777-300/ER、787が導入されただけで、ワイドボディ機は約2/3に整理された。
この間、アジア路線向けに737-800の国際線仕様が9機導入され、機材のダウンサイジングに拍車をかけている。
2012年4月時点では、767-300/ERが29機、777-200/ERが11機、777-300/ERが13機、787-8が2機、737-800が9機、合計64機の陣容である。

Jalint

全体として眺めると、1970〜80年代は国際線の形成期、国内幹線の充実期、1990年代は国際線の躍進期、国内線亜幹線への進出期であった。しかし2000年代に入って環境変化への対応が遅れ、国際線・国内線ともにフリートの再構築が後手に回り、会社更生法申請を経て2010年代に入って会社再建の中で一気にリストラクチャリングが進められたと見る事ができる。

2012年10月14日 (日)

ANAグループの旅客機

機種別のリスト作成、機材の大きさ別の考察が終わったので、最後に会社別の考察。

グラフは、

  コミューター機(80席未満, グループ内のコミューター航空運行のYS-11はこちら)
  国内線向けの双発ナローボディ機(グループ親会社運行のYS-11はこちら)
  国内線向けのワイドボディ機(多発ナローボディ機を含む)
  国際線向けの機材

という、大きく4区分で描いた。多発のナローボディ機(DC-8や727)はジェット黎明期の機材であり、ワイドボディ機で置き換えられたと考え、ワイドボディ機のカテゴリーに含めた。

JALは経営統合があって複雑なので、まずはANAグループを考察し、大きな流れを把握する。

なおANAグループの場合、国際線で運用されたL-1011と747SRは運用時期が判然としないため、777-200の元国際線仕様は運用時期が判然としない事と当初より頻繁に国内線での運用があったようであるため、すべて国内線向けとして集計している。

ANAグループの現有機材は、2012年4月時点で、コミューター機21機, 1,500席、国内線向けナローボディ機70機, 10,400席、国内線向けワイドボディ機67機, 24,000席、国際線向け機材59機, 約12,700席、合計217機, 48,600席という陣容である。

Ana

コミューター機は、まず1974年からエアーニッポン(ANK, 当時は日本近距離航空)のDHC-6が、1978年からはANKに移籍したYS-11も運行された。
その後エアーセントラルのフォッカー50をはさんで、2001年からANAウイングス(AKX)のDHC-8-Q300とDHC-8-Q400に置き換えられていった。
コミューター機は、空港の滑走路延長に伴って機材の大型化やジェット化が行われる場合があり、一概に後継機を挙げることが適切でない場合があるが、おおよその変遷は下図のとおりである。

2011年からは、Q300型の退役が始まり、Q400型への機種統一が進められている。2012年4月現在、DHC-8-300が3機、DHC-8-400が18機、合計21機の陣容である。

Anacommuter

国内線向けの双発ナローボディ機は、1970年時点ではフォッカーF27がまだ残っていたが、程なくYS-11へ置き換えられ、737-200の導入も進んだ。これらの2機種による40機以上の状況が1990年まで続いた(ANKのYS-11を含む)。

1991年から、A320による置き換えが始まり、1995年からは737-500も加わった。また1998年からはA321、2000年からは中古の747-400も2機導入され、2004年4月時点でこれら4機種による62機となった。
737-200は主にA320で、YS-11は主に737-500で置き換えられ、A321はワイドボディの767-200の置き換えであったと考えられる。

その後、2005年から737-700の導入が始まる一方、A320の初期導入機やA321の退役が始まった。さらに2008年からは737-800の導入も始まり、2012年4月現在、A320が21機、737-500が16機(他にADOに7機が移籍)、737-700が16機、737-800が17機、合計70機の陣容である。
2004年以降の動きは、機材の大きさに関係性が見られず、ワイドボディ機を含めたフリートの再構築(とボーイングへの統一)が行われていると考えるべきだろう。

今後は、737-800が10機発注中であるがA320を代替する規模ではなく、また737-500の後継機も明らかにされておらず、エアバス、新旧737の混成編隊がしばらく続くと思われる。

Ananarrow

国内線向けのワイドボディ機は、1970年時点は727-100から727-200への移行途中であり、1974年に完了する。平行して1973年からL-1011の導入も始まり、1978年半ばまでに2機種合わせて47機が導入される。
しかしそれも束の間、1978年末から747SRの導入が始まり、かわって727-200、L-1011の一部が退役し、1983年4月時点では、3機種合わせて56機となった。

次いで、1983年から767-200の導入が始まる。導入時期や機数から、767-200は、主として727-200の後継として導入されたとみることができる。
767-200の導入が終わると、1987年から767-300の導入が始まる。727-200の退役が終わった1991年4月時点では、L-1011、747SR、767-200、767-300の4機種による71機となった。

1992年から747-400Dの導入が始まり、引き続き、1995年から777-200、1998年からは777-300の導入が始まった。この間、L-1011、747SR、767-200の退役が始まる。L-1011の退役が終わった1999年4月時点では、747SRが12機、747-400Dが11機、767-200が18機、767-300が35機、777-200が12機、777-300が4機、合計92機という最盛期を迎える。
L-1011は、早期退役機は747SRで、中期は767-200で、最終期は767-300と747-400Dで複合的に置き換えられていると読み取れる。

その後、747SR、767-200の退役を進める一方、777-200/300の増備を進め、2006年4月時点では、747-400D、767-300、777-200、777-300の4機種による70機に整理された。
747SR、767-200を補うほどの777の導入は行われず、22機の減少となっている。一部はA321などのナローボディ機で置き換えられた他、バブル崩壊後の経済情勢や、羽田空港の沖合展開、伊丹空港の多発機の乗り入れ禁止になどに対応するフリートの再構築が行われたと考えられる。

その後は、747-400Dの退役を進めながら、2011年から787の導入が始まり、2012年4月現在、747-400Dが8機、767-300が32機、777-200が16機、777-300が7機、787-8が4機、合計67機の陣容である。

今後は、777-200/ERの国内線仕様と、787の増備が予定されており、それに応じて767-300の初期導入機の退役が進むものと考えられる。

Anawide

最後に国際線向けの機材。
ANAの国際定期便への進出は1986年であり、当初はL-1011を使用し、順次747-200Bの導入を進めた。747-200Bに引き続き、767-300/ER、747-400の導入を進め、747-200Bの導入が終わった1991年4月時点では、これら3機種による11機となった。

その後、747-400の導入が終わると、引き続き1999年から777-200/ER、2004年から777-300/ERの導入が始まる一方、747-200Bの退役がはじまった。747-200Bの退役、777-200/ERの導入が終わった2007年4月時点では、747-400、767-300/ER、777-200/ER、777-300/ERの4機種による48機となった。

その後、747-400の退役を一気に進めるとともに、787の導入や、A320、737-700/ERなどアジア路線向けのナローボディ機も加え、2012年4月現在、767-300/ERが25機、777-200/ERが7機、777-300/ERが19機、787-8が2機、A320が4機、737-700/ERが2機、合計59機の陣容である。

767-300/ERは、この間導入し続けられてきたが、787の導入が始まり、今後は初期導入機の退役や、場合によっては国内線への転用も考えられる。
747は、200B型は747-400と777-200/ERで、747-400は、777-200/ERと777-300/ERで置き換えられたと考えられる。
国際線向け機材については、国内線で見られたフリートの再構築の動きは見られない。

Anaint

全体として眺めると、1970年代は国内線向けワイドボディ機の増備期、1980年代は小康期、1990年代はYS-11のジェット化とワイドボディ機の大量増備期、そして国際線への進出期、2000年代は国内線のフリート再構築期と国際線の躍進期といった特色が見えてくる。

特に2000以降は、国内線ではワイドボディ機の整理とナローボディ機の増備が進み、機数は横ばい、席数はやや減少というダウンサイジングが急速に進んでいるのに対し、国際線はダウンサイジングを進めつつ、機数、席数ともに伸ばしており、国内線のプレミアムクラスの充実とともに、フルサービスキャリアの道を邁進している事がわかる。

2012年10月12日 (金)

9月の動きの補足

登録情報などを追加。

まずMD-90。
JA8066は、9/11に抹消となった。
また、JA8066が復帰した代わりに保管となっているJA006Dのロゴが消され、右エンジンも装着された。これで退役・渡米が確定と思われるので、JA8029に予約されていたN946DNがJA006Dに移ると考えられる。そこで両機の予約レジをN9xxDNとしておいた。来月にはJA006Dは確定するだろう。

次いでボーイング737。
AKXの500型、JA352Kが9/12に抹消された。
また、ANAの700型、JA18ANが10/7よりAIR NIPPONを消去された。

最後にボーイング767。
JALの300型、JA8267が9/20に抹消。
ANAでは300型、JA8256が9/14に抹消。また同じくANAの300型、JA8257は部品取りとなった模様。

ということで、「にほんのマクドネル・ダグラスMD-90」「にほんのボーイング737」「にほんのボーイング767」を更新。

2012年10月 6日 (土)

9月のボーイング737の動き

まずJEX。
新鶴丸は2機。JA306Jが9/17、JA311が9/30。残りは9機。
V31→V30改修は3機。JA334Jが9/15、JA335Jが9/23、JA336Jが9/26。残りは3機。
8月分の正式登録は2機。JA348Jが8/3、JA349Jが8/31。

次いでJTA。
JA8696のマプヤー・ラッピングが9/18に終了。
JTAでは、生え抜き機で稼働していないものがあるような「気」がする。

さらにANA。
JA01ANが9/1よりADOへ移管に向けて整備中。
AIR NIPPON 消去は2機。JA59ANが9/17、JA51ANが9/27。いずれも800型。
恒例の赤い羽根のステッカーが6機登場。場所は操縦席の窓の下。700型は3機で、JA08AN, JA12AN, JA15AN。800型も3機で、 JA53AN, JA64AN, JA66AN。いずれも9月下旬より。
800型のJA68ANの座席配置を勘違いしていた。1年ぶりの導入なので、てっきりプレミアムクラス装備と思ったが、ANAは小糸さん家の問題解消後もオールエコノミーだった。

最後にAKX。
8月末から保管となっていたJA352Kが、9月中旬からマラーナで保管の模様。JAレジのまま部品取りになるようだ。同機は8/7に、リースから保有に移転登記されている。

他社には動きはない模様。
なお、AIR DOの10/1の社名変更を反映した。


ということで、「にほんのボーイング737」を更新。

2012年9月 6日 (木)

7・8月のボーイング737の動き・追加

SKYのJA737Rが被雷し、ウイングレットを交換したことを発見。
この結果、JA737Rのウイングレットのマークは、7/15より右赤ハート/左緑スペードとなった。以前は両翼とも黒スペードと認識していたが、実際は2010年9〜10月頃より右緑/左黒スペードと不揃いになっていたことも確認。今回の修理では、緑スペードが右から左に移っていることから、両翼とも破損したと思われる。

一方、唯一ウイングレットにマークのないJA737Yだが、これは当初両翼とも緑スペードであったものが、2010年5〜8月頃よりマークなしとなっていた。この緑スペードがJA737Rに使われたのだろうか?

ほかにもマークが変更されているものはないか調べてみたところ、2機発見。
1機はJA737Zで、当初両翼とも緑クラブであったものが、2011年8月頃より右黒スペード/左緑クラブに変わっている。この黒スペードはJA737Rのもの?
もう1機はJA73NMで、当初両翼とも赤ハートであったものが、2012年6月頃より右緑クラブ/左赤ハートに変わっている。この緑クラブはJA737Zのもの?

とすると今回JA737Rに付けられた右赤ハートは、JA73NMのものではないか?
以下妄想。

右:JA737Y緑スペード→無印
  JA737R黒スペード→元JA737Y緑スペード
  JA737Z緑クラブ →元JA737R黒スペード
  JA73NM赤ハート →元JA737Z緑クラブ
  JA737R緑スペード→元JA73NM赤ハート

  現在は、元JA737Rの緑スペードがストック

右:JA737Y緑スペード→無印
  JA737R黒スペード→元JA737Y緑スペード

  現在は、元JA737R黒スペードがストック

その他、JEXのJA333Jは、予想通りV31→V30改修を終えて、本日9/6より復帰。
変わって改修作業に入った機体はない模様。

ということで「にほんのボーイング737」を更新。

2012年9月 5日 (水)

7・8月のボーイング737の動き

まずはJEX。いずれも800型。
新造機は3機で、JA347Jが7/19デリバリー, 7月下旬就航、JA348Jが8/4デリバリー, 8/7就航、JA349Jが8/30デリバリー, 9/2就航。
既就航機の正式登録は、JA344Jが6/21、JA345Jが6/8、JA346Jが6/29。
新鶴丸は4機で、JA309Jが7/16、JA313Jが7月中旬、JA314Jが7月下旬、JA323Jが7月上旬。
V31→V30改修は5機で、JA328Jが7月下旬、JA329Jが8月中旬、JA330Jが8/31、JA331Jが9/2、JA332Jが9/4。この他、現在JA333Jが作業中で明日(9/6)復帰と思われる。
相変わらず活発な動きのJEXの800型である。

次いでANAグループ。
新造機はANAの1機で、JA68ANが9/1デリバリー, 9/5就航。
ANAのAIR NIPPON消去は合計5機。700型が2機で、JA07ANが7月、JA08ANが8月。800型が3機で、JA58ANが7月、JA65ANが6月、JA66ANが8/30。
また、AKXの500型で退役が発生。JA352Kが8/30より保管となっている。

最後にソラシド。
既に中国で保管されていた400型のJA737Vが6/4に抹消された。

JAL、JTA、SKY、AIR DOには動きはなかった。

ということで「にほんのボーイング737」を更新。

2012年6月29日 (金)

1970年以降のにほんのナローボディ機

70年以降のにほんのナローボディ機のまとめ。
対象となる機種は、日本への導入順に列挙すると、DC-8、CV-880、B727、B737、DC-9, MD-80/90、A320/321である。

narrowbody_planes

グラフをみると1990年前後に大きな谷ができており、ここが大きな転換点となっている。
1990年頃までは、1960年代から導入が始まったジェット機の第1世代の時代であった。JALのDC-8, B727、SWALのB737-200、ANAのB727, B737-200、TDAのDC-9などが各社の看板機種として導入された。

ちなみにSuper80のロゴを入れていたTDAのDC-9-81は、あえてDC-9-41とパイロット資格を共通化できるコクピットを装備していたことから、ここでは第1世代に含めている。一方ほぼ同じ機体のMD-81は、次世代のコクピットを装備していたことから、ここでは第2世代に含めている。

第1世代機の退役時期に谷ができてしまったのは、これら第1世代機の置き換えに二つの方向性があったためと考えられる。

一つは、主に幹線に就航していた機材で、これらは1970年代に登場したワイドボディ機で置き換えられた。JALのDC-8, B727はB747SRやDC-10で、ANAのB727はトライスターやB747SR, B767-200で置き換えられ、代替となるナローボディ機は導入されなかった。これらの第1世代機は、洋上飛行も可能な中長距離用の3〜4発機であり、航空機関士を含む3人乗務であることが共通している。1972〜74年の70機以上をピークに、その後漸減し、1990年に姿を消した。

もう一つは、亜幹線やローカル線に就航していた機材で、これらはターボプロップ機であるYS-11のジェット化・大型化の受け皿ともなりつつ、1990年代以降になってややキャパシティの大きなナローボディ機に置き換えられたと考えられる。ANAのB737-200はA320やB737-500に、SWALのB737-200はB737-400にである。
TDAのDC-9は、これらを折衷した動きと考えられ、一部をワイドボディのA300で置き換える一方、YS-11を代替しつつ、最終的に直系の発展型であるMD-90やMD87で置き換えられたと考えられる。
こちらの第1世代機は、短中距離用の双発機であり、航空機関士を必要としない2人乗務であることが共通している。1980〜92年の40機強をピークに、2002年に姿を消した。

このように第1世代のナローボディ機が大きく2つに分けられることは、後者の双発機のみでグラフを描いてみるとよくわかる。1990年前後の谷がなくなり、右肩上がりの単純な正常進化のグラフとなる。
また、グラフには参考としてグレーでYS-11を描き加えたが、YS-11を加えてもグラフは破綻せず、右肩上がりのままである。YS-11のかなりの部分が双発のナローボディ機で置き換えられたことがわかる。

narrowbody_twin_planes

双発のナローボディ機は、その後第2・第3世代機と継続的に導入されていく。MD80/90シリーズが1985年から、A320/321が1990年から、B737-400/500が1994年から、そしてB737-700/800が2005年からの導入となっている。

MD80/90シリーズは、JASにおいてDC-9-41/81を置き換え、JALとの経営統合後も使用されたが、MD-87が2008年に、MD-81が2010年に退役したほか、MD-90もおそらく今年度中に退役し、B737-800への機種統一が図られようとしている。

A320/321は、当初はANAのみが導入した。ANAでは160席級以上はA320/321、130席級はB737-500と棲み分けを図ろうとしたように見えるが、その後競合機であるB737-700/800を導入する一方、平行していったん休止していたA320の導入を再開するなど混沌とした状況となり、機数としては伸び悩み状況となった。しかし2005年のスターフライヤー、2011年以降のLCC各社への採用により、今後大幅に機数を増やしていくものと考えられる。

B737の第2世代機は、大きくは200型と同じクラシック型に分類されるが、CFM56を装備した400/500型で、当初は200型の置き換えとして導入された。JTAでは大型化して400型が、ANAでは同じ席数の500型が選択され、これらは生産がNG型へ移行すると中古機での導入が続けられた。この他400型は、45/47体制の終焉で亜幹線に進出したJALに新造機が、ANAに八丈島線用の中古機が、新規参入組のスカイネットアジアに中古機が導入された。
JALグループの400型は最終的にJTAへ集められ、中古導入機の退役が完了し、今後は新造導入機の退役が始まる予定である。ANAの500型は、7機がAIR DOへ移籍、残る18機がANAウイングスへ移管され、ANAウイングスでは中古導入機の退役が始まっている。ANAの400型は、AIR DOへ移籍し、その後スカイネットアジアに再移籍している。スカイネットアジアの400型は、800型への置き換えが始まっている。

B737の第3世代機は、第2世代と同じCFM56装備ながらアビオニクス等を一新した700/800型で、JALグループ、ANAグループの亜幹線、ローカル線の主力となっている他、新規参入組のスカイマーク、ソラシドエア(旧スカイネットアジア)でも採用されている。
700型はANAのみの導入で2005年から、800型はスカイマークが最初で同じく2005年から導入が始まったが、関西、中部の開港、羽田の沖合展開などの環境変化を背景に、ここ数年は急速な導入が進んでいる。


ということで、特に更新はないが、関連する機種のリスト。
にほんのダグラスDC-8
にほんのコンベア880
にほんのボーイング727
にほんのボーイング737
にほんのマクドネル・ダグラスDC-9, MD-80/90
にほんのエアバスA320

2012年6月28日 (木)

JEXに737-800型新造機が到着

JEXの737-800型新造機、JA344Jが6/22に到着した。さっそく6/25の釧路便より就航した。

他には737の動きはない模様。
ということで、「にほんのボーイング737」を更新。

2012年6月17日 (日)

JEXの737-800に様々な動き、他

MD-90の退役に向けた準備なのか、JEXの737-800に色々な動きがあった。

まずは新造機。JA345Jが6/9に到着し、6/13の帯広便から就航した。
また、6/2に到着していたJA343Jは、5/31に登録されるとともに、6/4の松山便から就航した。到着の翌々日の就航である。

次いで初飛行。JA344Jが6/4、JA346Jが6/14に初飛行した。前者は6月中、後者は7月初旬の到着だろうか。

新鶴丸は、JA333Jが6/3から、JA332Jが6/10から、新鶴丸となって運用に復帰している。これでJA329J以降は全機新鶴丸となった。JEXの737は、新鶴丸18機vsアーク15機と、新鶴丸が過半数となった。

また、小糸くん家の後始末のJクラス設置改修は、JA326Jが6/3から、JA327Jが6/14からV30となって運用に復帰している。残るV31仕様は12機。


他社の737では、ANAグループでは地味な動き。
737-800、JA57ANから、5/30にAIR NIPPON標記が消去された。
また、既に退役していた737-500、JA351Kが解体、JA355Kが部品取りとなっているようだ。機齢20年と16年だが再就職はかなわなかった。500型はクラシック型に分類されるので致し方ないか。

SKYでは、737-800、JA73NPが5/16に正式登録された。

ソラシド(SNJ)では、737-400、JA737Vが5月末にリースバックされ保管となったようだ。残る旧塗装2機のうちの1機が離脱したことで、旧塗装はJA737Fのみとなった。果たしてJA737Fは、退役か、新塗装か。
また737-400では、4月に退役したJA391Kが部品取りとなったようだ。こちらは機齢22年。やはり再就職はかなわなかった。
その他、5/12から就航している737-800、JA804Xが、5/1に正式登録されている。


ということで、「にほんのボーイング737」を更新。

また、737のグラフを描いたので公開。737-800の導入ペースはものすごい!


boeing_737