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2012年9月17日 (月)

「にほんのロッキードL-1011トライスター」を公開

ロッキード社が、ターボプロップ機であるL-188エレクトラ(P-3Cの原型機)の開発・販売にかかずらっていたり、C-5やC-141などの軍用輸送機の受注に浮かれている間に、旅客機の市場は、707やDC-8などの長距離型だけでなく、727やDC-9などの中短距離型までもジェット化が進み、さらには大型機である747計画も具体化しつつあった。
こうした状況を一気に打開すべく開発されたのがL-1011トライスターで、同社初のジェット旅客機にしてワイドボディ機であった。第2エンジンにS字ダクトを使用する3発機であり、S字ダクトの設計はロールスロイス製のエンジンに特化しており、他のエンジンは搭載できなかった。

わが国では、疑獄事件を引き起こすような販売競争の末、ANAに導入された。
1973年から78年の5年間で21機が導入され、ANAの国内幹線の機材大型化に貢献した。機種は中短距離型の1型で、客室はオールエコノミーの326席であった。

しかし、70年代の旅客需要の伸びは予想を上回り、ANAでは500席級の747SRの導入に踏み切ることとなり、これと入れ替わるように、機齢10年に満たない1981年から一部の退役が始まった。
ところが45/47体制の崩壊により、ANAも国際線定期便に進出することとなり、1986年から始まった初期の国際線運行機材に選ばれ、都合4機が国際線で運行された。国際線仕様では、ファースト20席、ビジネス47席、エコノミー189席の計256席で運用されたようである。残る国内線機材も、需要の大きなローカル線に活路を見出し、1986年から1992年の6年間は11機体制で運用された。
しかし、より経済性の高い双発機である767-300型や777-200型に置き換えられる形で、1993年より再び退役が始まり、1995年に退役が完了した。

1980年代の退役機は、売却先で航続距離延長型である100型に改修されるなどして活躍したが、1990年代の退役機では直接解体されるものもあった。現在では21機すべてが、解体・部品取り・事故抹消などとなり、現存する機体は存在しない。

ということで、「にほんのロッキードL-1011トライスター」を公開。

Lockheed_l1011

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