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2012年6月14日 (木)

「にほんのコンベア880」公開

非現役のナローボディ機シリーズその2。
2番目は「にほんのコンベア880」。

散々な評判の機種である。
JALに8機、日本国内航空(JDA)に1機の合計9機導入された。

JALは、DC-8より小振りな国内線や近隣国への国際線に適した中距離用機材として導入した。JDAの1機を加えて9機のフリートを形成したが、その操縦特性になじめず3機が事故抹消、残りの6機も1971年までに最長10年で退役となっている。

退役した6機は、1機が事故抹消されているが、残りの5機は1980年代の半ばまで運用されている。上手に運用すれば大過なく使えるとも考えられるし、便数の少ないオペレーターでベテラン・パイロットが操縦したといった要素があったのかもしれない。

また124席という規模は、1964〜5年には727やDC-9が3発で実現した規模である。機種統一という観点からは144席のDC-8-30/50も選択肢になるはずで、受注獲得に躍起になっていたコンベア社の提示する価格に目が眩んで買ってはみたものの、使いづらい上にキャパシティーも中途半端で、多いに後悔したことでしょう。

代替機種は、規模から言えば727-100であるが、JALの727は1967年頃までに導入を終えており、1970年前後に導入された中距離機という観点からはDC-8-61が直接的に、間接的には60シリーズの導入で余裕ができたDC-8-30/50が当てはまるのだろうか。

JDAの1機は、元スイス航空の中古機ではあるが、727とともに同社飛躍の期待を込めて導入された。しかし、閣議了解まで繰り出しての行政指導によりJALに移管され、しかもその4ヶ月後には訓練中の事故で失われるという、不運な機体であった。

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